赤ちゃんとお出かけするときに必要になるのが抱っこひも。
抱っこひもは両手が空くものがほとんどなのでママやパパには必須アイテムです。
初めて選ぶときになると、実店舗で試着してみてもどれがいいのかよくわかりません。
人気のものや、周りのママやパパからの口コミなどをたよりにきめることがほとんどです。
私の場合も同様でした。
でも、実際に使用したり、他のママ、パパともからお話を聞いたりすると、必ずしも口コミ通りではないことに気が付きました。
また、抱っこひもは文字通り“抱っこ”をするものであり、その仕方は発達面や精神面で子供にとってもとても大切なものです。
この記事では、私が子供を育てるのに使用した抱っこひもの経験をもとに、エルゴをはじめ人気のものはもちろん、ベビーラップとスリングもあわせて紹介し、ママと赤ちゃんの両方の目線から解説します。
これから抱っこひもを選ぶ時の参考になると思います。
赤ちゃんや子供たちが小さい時だけ一体感が持てる抱っこひもと、幸せな気持ちで過ごしましょう。
抱っこによるスキンシップが乳幼児に与える影響
新生児に対するカンガルーケアによる効果は母乳率の向上、母乳期間延長に対する有効性 母親の愛着行動スコアの上昇 (その他、児の血糖の安定化や体温保持効果 児の啼泣時間の短縮効果、呼吸・循環が比較的安定など)が認められています。1)
1 )Moore ER, et al. Cochrane Database Syst Rev. 2012 Nov.
カンガルーケアとは、生まれてからすぐに赤ちゃんをママやパパの胸元でだっこして、直接肌のふれた状態で約15分~30分ぬくもりを感じることができる対面ケアのことです。
また、母親が子供を抱っこし,見つめたり話しかけたりすることの母児相互に及ぼす生理・心理的影響について、子供を抱っこし,「話しかける」という一連の母児間スキンシップは,母親に接近感情を誘導し、児には精神的安定をもたらしていると報告されています。2)
2) Sakaguchi K et al. Japanese Journal of Maternal Health 2006 Apr. 47(1): 190-196.
これらの報告からも抱っこは母子相互にとってとても大切なことであり、そのサポートをになってくれるひとつが抱っこひもということになります
抱っこひもはいつから
抱っこひもはいつから使い始められるのでしょうか?
すべての抱っこひもが対応しているわけではありませんが
抱っこひもは新生児から使えます
人気のものはほとんど対応していますが、購入前に確認しましょう。
では何歳まで使用できるのでしょう?
製品ごとの耐荷重が記載されていますので、これも確認しましょう。
実際は3 ~4歳程度のなると、12~14㎏程度になるので重くてやめる場合が多いようです。
私の娘は3歳ですがまだできますし、抱っこすると安心するようです。
抱っこひもの使用時の注意点
先天性股関節脱臼
出生前や出産後の発育中に、股関節が脱臼を起こしてしまった状態。
「先天性」とはいいますが、出生時から脱臼が見られる場合は少なく、
抱き方やおむつの当て方などの影響を受けて徐々に脱臼しまうことが多いといわれます。
M字開脚
赤ちゃんの脚は、両膝と股関節が十分曲がったM字型に開いてよく動かしているの が好ましく自然な状態です。
この状態を基本として足が自由に動かせる状態を作ることが大切です。
もし新生児から使用している抱っこひもで、子供の足がぶらんとなってしまうようなら、サイズなどが赤ちゃんにあっていない可能性があるります。
確認してサイズオーバーの場合は、新しいものに交換しましょう。
正面向きコアラ抱っこ
コアラが木にしがみついているような体勢からこういわれています。
両膝と股関節がM字になりパパやママにしがみついているような体制になります。
また、赤ちゃんが肺呼吸を十分できるためにも横隔膜と骨盤が十分離れる縦向き抱っこがいいでしょう。
高さ
赤ちゃんのおでこにキスできるくらい体勢
位置が低いと
- 赤ちゃん落下の危険
- 赤ちゃんの背骨のCカーブが保てなくなる
- ママパパの腰痛の原因
- 重く感じ疲れる
妊娠中
妊娠中に抱っこひもを使う場合は、ウエスト周りを締め付けないものがいいでしょう。
妊娠中の抱っこひもの使用について、キャリータイプで有名なエルゴは公式回答で”使用を控えてください”とのコメントがあります。
実際には使っている人もいるようですが。ウエストストラップがないものでおんぶできるものも使用可能だと思います。
例えば、キャリータイプでもウエストベルトのないものがあります。
ベビーラップ・スリングタイプのようなものはもともとうえすとべるとがないのでおなかを締め付けません。これらはおんぶにも対応していますので、子供が抱っこをせがんでベビーカーに乗ってくれないときなど役に立つと思いますよ。
子供はスキンシップをとりたがるのでお医者様と相談しながら、使うことができると思います。
抱っこひものタイプと特徴
抱っこひもには大きく分けて2タイプに分かれます。キャリータイプとベビーラップ・スリングタイプです。そてぞれの特徴について使用してみた個人的な感想も含みで解説します。
また、ショップではいろいろなタイプを試着できるので、必ず試着してみることをお勧めします。
素材感や装着感など思った以上に違うことがあります。
ブランドに左右されず自分に合ったものを選ぶように心掛けましょう。
おでこにキスできる高さで装着して自分に合っているか確認しましょう。
キャリータイプ
- 装着が比較的楽
- 装着時の安定感を感じやすい
- ヒップシート対応のものがある
- おんぶや抱っこの両方に対応したものもある
- ややかさばる
装着が大変という声も聞きますが、私はそうでもなかったです。
注意しなければいけないこは、
身長の低い方ややせ型の方はホールド感が乏しくなる
自分の体にあたる部分が調整した結果痛かったりするものもある
ので必ず確認しましょう。
ベビーラップ
ママとパパの使用例
- 密着度抜群
- 巻き方にバリエーションがありおんぶもできる
- ファッションコーデしやすい
- 布1枚で軽くかさばらない
- 折りたためるので持ち歩きに便利
- 普通に洗える
- 巻き方を覚える必要がある
装着には少し慣れが必要ですが、比較的簡単に覚えられました。
私がキャリータイプと両方使った感想(私見)ですが、密着度が素晴らしいので子供が安心してすぐ寝ます。
スリング
ママとパパの使用例
- 装着が楽
- 巻き方にバリエーションがありおんぶ(やや安定感には欠ける)もできる
- ファッションコーデしやすい
- かさばらない
- 普通に洗える
- 長時間だと片方の肩に負担が来る
巻き方と装着がとにかく簡単でお手軽です。実際使ってみてつけるのは一番楽ちんでした。
片方の 肩で支えるので長時間はややしんどいです。
抱っこひもの人気・おすすめ6選
個々の詳細な説明はwebでご確認ください。あまたの数の説明サイトがあります。
本記事でおすすめするものはどれもいいものだと思います。
もちろんほかにもいいものもあるでしょう。
繰り返しますが大切なのは自分に合っているかどうかです。
ライフスタイルや家族をとりまく環境、体格、赤ちゃんの状態など様々なことで必要なものが違うということです。
場合によっては何種類か使い分けてもいいと思います。
私は実際にいろいろ使ってみて、ベビーラップとスリングに落ち着きました。
抱っこひもは結構いいお値段しますので、知人だけでなくレンタルショップなども利用して短い期間ためしてみてもありかと思います。
エルゴ
エルゴの抱っこひもはこちらベビービョルン
ベビービョルンの抱っこひもはこちらコニー
コニーの抱っこひもはこちらディディモス
公式ページのリンクはこちら
キュットミー
キュットミーの抱っこひもはこちらまとめ
赤ちゃんの快適はママの快適。子どもとの時間を楽しく過ごせるように自分に合った抱っこひもを準備しましょう!